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修繕積立金の正しい理解

修繕積立金の計算方法から足りない場合の対処方法まで、お金のことを正確に把握しましょう

修繕積立金とは?

修繕積立金とは、将来の大規模修繕工事のために毎月積み立てるお金のことです。区分所有者(住民)全員が毎月一定額を管理組合に納め、修繕時にその資金を使います。

国土交通省の「マンション標準管理規約」でも積み立てが義務づけられており、適正な積立金の確保はマンション管理の根幹です。

💡 修繕積立金 ≠ 管理費
管理費は日常の管理(清掃・設備点検など)に使われるお金で、修繕積立金は将来の大きな工事のための「貯金」です。混同しないようにしましょう。

適正な積立額の目安

国土交通省のガイドラインでは、修繕積立金の目安として以下が示されています(機械式駐車場分を除く)。

建物規模月額目安(幅)平均額
20階未満・延床面積 5,000㎡未満235~430円/㎡335円/㎡
20階未満・延床面積 5,000㎡以上 10,000㎡未満170~320円/㎡252円/㎡
20階未満・延床面積 10,000㎡以上 20,000㎡未満200~330円/㎡271円/㎡
20階未満・延床面積 20,000㎡以上190~325円/㎡255円/㎡
20階以上240~410円/㎡338円/㎡

たとえば20階未満・延床面積10,000㎡~20000㎡で70㎡の住戸であれば、月額の目安はおおよそ約14,000~23,100円(平均約18,970円)程度が目安になります。ただし、これはあくまで一般的な目安であり、建物の仕様や設備、長期修繕計画の内容によって変わります。

⚠️ 要注意:新築時に低く設定された積立金(段階増額積立方式)のマンションでは、将来大幅な値上げや一時金の徴収が必要になることがあります。早めの見直しが重要です。

積立金が不足する原因

① 新築時の設定額が低すぎた

販売時に購入者の負担を軽くするため(もしくは売りやすくするため)、積立金を低く設定するケースが多くあります。10~15年後に急激な値上げや一時金の徴収が必要になります。

② 修繕計画が実態に合っていない

長期修繕計画が作成時のままで更新されておらず、工事費の上昇や修繕範囲の拡大が反映されていないケースがあります。

③ 滞納者の存在、空き住戸の発生

一部の区分所有者が積立金を滞納し続けると、管理組合全体の資金が不足します。また何らかの理由で空き住戸があるとその分の積立金は入りません。

積立金が不足した場合の対処法

長期修繕計画の見直しが重要

積立金の適正額を把握するためには、長期修繕計画の定期的な見直し(5年ごと推奨)が不可欠です。工事費の上昇・建物の劣化状況・将来の修繕内容の変化を踏まえて、必要な積立額を計算し直すことが大切です。

📋 チェックリスト:長期修繕計画の最終更新はいつ?・現在の積立金残高は計画に対して過不足ないか?・30年後までの収支シミュレーションができているか?

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